コンピュータ・アーキテクチャー
岡田先生のシラバス
授業科目の区分	主専攻科目 主専攻科目(学科開講科目)
授業の目標	
 コンピュータを中心とするシステム、すなわちコンピュータシステムは色々な機能を
組み合わせてできている一種の建築物(アーキテクチャ)としてとらえることができる。
 コンピュータシステムは”固いもの”であるハードウェアによって実現される機能
と”柔らかいもの”であるソフトウェアによって実現される機能で構成されていて、こ
れらがバランス良くつりあって始めてコンピュータを有効に利用することができるよう
になる。
 コンピュータはハードウェア的に見て入力部、出力部、記憶部、演算部、制御部の5
つの要素で構成されている。これらを演算部と制御部をまとめた処理装置(プロセッ
サ)、記憶装置、入出力装置として分類し、それぞれの部分がどのような構造になって
いて、どのように制御され、どのような役割を果たしているのかを実習を行ないながら
勉強していく。これにより、計測された情報がどのように処理され、記憶され、出力さ
れていくのかについての理解を深める。
 また、コンピュータの評価の重要なポイントである性能と信頼性について考えなが
ら、コンピュータがどのように発展してきたかをアーキテクチャの面から検討してい
く。
 
先修条件または
他の授業科目との関連	
先修条件は特におかない。 他の科目との関連は特にない。
履修のポイント
留意事項	
この授業は普段使っているコンピュータをアーキテクチャの面から見ることにより、コ
ンピュータに対する理解を深めることを目的とする。コンピュータを使っての演習はい
っさい行わないが、授業を聞いているだけでなく、自分で調べたり、考えたりするため
に、進度に応じてレポートを課す。成績は定期試験を中心に、課題や出席も加味して評
価する。