プログラミングは芸術だぁ。アートだ。いまの人に"The Art of Computer Programming"と言っても これが、ある本の題名だとはわかってくれないだろうね。 いまは「ソフトウェア工学」という言葉があるように 如何に能率よく、大量に短時間でソフトウェアが作れるかということに腐心する時代だから。 でも大学の授業で教える/教わるプログラミングはやはり「アート」で あって欲しい。たくさん作る必要はないのだから。 私はいまでもプログラムって芸術だなあと思う。 いくつも他人のプログラムを見てきたが、あ、これはすごいと 思うプログラムがある。かっこいいと思う。自分もまねしたいと思う。 もちろん、逆に見てて、筆を入れたいなあと思ってしまうプログラムもある。 それぞれ個性が現われるし 指紋のように見えない部分で個性が残る。 プログラムも絵画のように自分のサインを入れることがある。 自分の作品であることを示すためだが、そういうことは私はしない。 プログラム能力を上達させるために、人の作ったプログラムを見たり まねしたりすることがある。 それは技法を盗むためである。 絵画でも上達するためにたとえばモナリザの絵などを 模写をする。模写によりいろいろな技法を体得できるからだ。 しかし、どんなにすぐれたコピーができたとしても プロの鑑定家なら偽物かどうかが判別できる。 あるいは絵画の |